Ｕターンラッシュがピーク 夜遅くまで混雑の見通し

Admin007

NHK 1月3日 18時11分
年末年始をふるさとや行楽地で過ごした人たちのＵターンラッシュは３日がピークで、３日夜遅くまで混雑が続く見通しです。
新幹線は３日がＵターンラッシュのピークで、ＪＲ各社によりますと、自由席の乗車率は上越新幹線の午後１時７分新潟発、東京行きの「とき３２４号」が最大で１５０％、東海道新幹線の午前１０時３２分博多発、東京行きの「のぞみ２２号」が最大で１４０％となるなど混雑しています。
東海道新幹線は「のぞみ」など上りのすべての列車の指定席が３日は終日、ほぼ満席となり、指定席の予約状況は開業以来、最多の利用者数となった去年の１月４日を上回ったということです。
ＪＲによりますと、ことしは日付と曜日の関係で去年より連休の期間が短くなり、利用が集中したものとみられます。ＪＲ東京駅の東海道新幹線のホームは、午前中から大きな荷物を持った家族連れなどで混雑しました。岡山県の祖母の家を訪れていた小学５年生の女の子は、「おばあちゃんとかくれんぼしたり、将来の夢について話したりしておもしろかったです」と話していました。
その他の新幹線も指定席は、上りの列車の多くでほぼ満席となっています。
また、国内の空の便も混雑のピークを迎え、羽田や大阪に向かう便はほぼ満席となっています。
高速道路も上り線を中心に混雑していて、日本道路交通情報センターによりますと、午後６時現在、東名高速道路では事故の影響もあって神奈川県の伊勢原バス停付近を先頭におよそ２７キロ、東名阪自動車道では三重県の鈴鹿インターチェンジ付近を先頭におよそ１７キロ、中国自動車道では兵庫県の宝塚西トンネルを先頭におよそ１１キロの渋滞となっています。
各交通機関のＵターンラッシュは、３日夜遅くまで続く見通しです。
空の便 帰国ラッシュがピークに年末年始を海外で過ごした人たちの帰国がピークを迎え、成田空港は大勢の家族連れなどで混雑しています。
成田空港会社によると、成田空港は３日が帰国のピークで１日でおよそ４万６０００人が海外から到着する見込みだということです。
この年末年始は旅行先として台湾や香港など比較的、近い観光地が好まれたほか、ハワイやグアムといったリゾート地が人気だったということです。
成田空港会社によりますと、アメリカや東南アジアとを結ぶ路線を中心に新規就航や増便が相次ぎ、国際線の便数が前の年より増えたことなどから、この年末年始に成田空港を利用する人は１２６万７０００人余りと前の年の同じ時期と比べて４．１％増えると見込まれています。
一方、関西空港では３日だけで、およそ２万８６００人が海外から到着する見込みです。午前中は、アジアやヨーロッパからの便が次々と到着し、到着ロビーは、大きなかばんやサーフボードを抱えた家族連れなどで混雑していました。
新関西空港会社によりますと、関西空港ではアジアを中心に格安航空会社の就航や増便が相次いでいることなどから、この年末年始の国際線の利用者は、出発と到着合わせて８１万人と、前のシーズンよりおよそ２割増える見通しです。

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