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ホンダ 自動車レース「F1」復帰へ 2026年のシーズンから
NHK2023年5月24日 12時19分
ホンダは、自動車レースの最高峰「F1」に2026年のシーズンから復帰することを明らかにしました。
ホンダは、おととしに撤退していましたが、新たにレーシングチームの「アストンマーティン」にエンジンなどを供給する契約を結ぶことで合意しました。
発表によりますと、ホンダは2026年のシーズンからF1に参戦し、エンジンとモーターを組み合わせたパワーユニットをアストンマーティンに供給する契約を結ぶことで合意したということです。
チーム名は「アストンマーティン・アラムコ・ホンダ」となります。
ホンダは、1964年に日本の自動車メーカーとして初めてF1に参戦し、1980年代後半から90年代前半にかけて「マクラーレン」などにエンジンを供給して黄金時代を築いた歴史があります。
2015年に参戦したあとは、本業での脱炭素に向けて経営資源を集中するとして2021年に撤退していました。
ホンダは、2040年に、世界で販売する新車のすべてをEV=電気自動車やFCV=燃料電池車にする方針を示しています。
復帰の理由について、会社は2026年からの新たなレギュレーションで、脱炭素につながる「合成燃料」の全面使用や、電気エネルギーの比率を高めてエンジンとモーターの出力を同等にすることが決まり、脱炭素を進める会社の方針と合致したためとしています。
ホンダ 三部敏宏社長「技術やノウハウは電動車の競争力に直結」
ホンダの三部敏宏社長は記者会見で「ホンダは世界のレースに挑戦し、勝利することで成長してきた企業で、参戦の意義は技術と人を育てることだ。われわれが掲げる脱炭素の目標に向けて、レースから得られる技術やノウハウは、これからの電動車の量産の競争力に直結する」と述べました。
アストンマーティン・チーム会長「心から楽しみにしている」
会見でアストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ・ワン・チームのローレンス・ストロール会長は「ホンダはモータースポーツ界の巨人で、特にF1においてはすばらしい成績を収めてきた。2社が一緒になり、ホンダのパワーユニットを通じて大きな成果を収めることを心から楽しみにしている」と述べました。 |
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