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标题: 「社長やめたらどや！」株主の怒号にシャープ社長陳謝 [打印本页]

作者: Admin007 时间: 2016-3-6 22:38
标题: 「社長やめたらどや！」株主の怒号にシャープ社長陳謝

シャープの株主総会で頭を下げる高橋興三社長を映すモニター画面＝大阪市西区で６月２３日、川平愛撮影大河原克行 / ジャーナリスト　 2015年6月23日「社長を辞めたらどや！」「株主をばかにしてるのか！」−−。経営不振にあえぐシャープが６月２３日、大阪市西区のオリックス劇場で開いた第１２１期定時株主総会は、例年にないほど怒号が飛び交う混乱ぶりだった。議長を務めたシャープ・高橋興三社長が、エキサイトして発言が止まらない株主に退場を求める一幕もあった。 巨額赤字、株価低迷、無配継続…株主の怒り収まらず 　２０１５年３月期決算で２２２３億円の巨額最終赤字、低迷する株価、３年連続で無配になったことに対し、株主の怒りは収まらない。

大河原克行撮影　「株主のみなさんの期待に応えられず、誠に申し訳ない。おわびを申し上げる」と、高橋興三社長の陳謝から始まった株主総会は３時間２３分に及び、過去最長だった昨年、一昨年を１時間以上も上回った。株主の質問は延べ２３人。高橋社長をはじめとする経営陣に厳しい言葉が容赦なく浴びせられた。
　ある株主は「社長を辞めたらどや！」と、高橋社長に迫った。
　別の株主は、「シャープを立て直すと言うだけで月給が入ってくる社長は楽だ」「立て直すと言っているが、信用できない」と追い打ちをかける。
　高橋社長は、１５年度からスタートした新たな中期経営計画を実行することが、シャープの復活につながると繰り返し発言。「この中期経営計画をやり遂げ、復活させることが、私に課せられた使命。不退転の覚悟で取り組む。私を先頭に立てていただきたい。株価を上げるために、再生に向けて取り組んでいきたい」と発言した。

シャープの株主総会で説明する高橋興三社長を映すプレスルームのモニター＝大阪市西区で６月２３日、川平愛撮影　だが、株主は高橋社長の語尾が気に入らなかったのか、「いきたい、というだけでは株価はあがらない」と反論。高橋社長は改めて「取り組んでいく」と言い直す一幕もあった。
　株主の関心が集まったのは、経営責任だけではなかった。総額２２５０億円の優先株式による第三者割当の実行と、同時に実行する５億円への減資にも質問が殺到した。
「１億円減資の検討」にも批判相次ぐ 　一部で、税務上は中小企業の扱いとなる資本金１億円への減資が検討されていたことが報じられた。株主は「トリックではないか」「姑息（こそく）な考え方だ」と批判を強めた。
　高橋社長は「５億円は大企業である」と防戦。担当役員が減資の理由を「利益剰余金の欠損解消と、事業環境、財務環境、今後の資本政策に向けたものである」と説明した。だが、納得がいかない株主もいて、仕組みや狙いについて後日、より詳しい説明を求める声も上がった。
　一方、株主の間からは「新聞や週刊誌にはシャープが潰れると書いてある」「安倍（晋三）首相がシャープの存続を指示したとされている」「毎日新聞には、今年度の最終赤字が１８００億円になると報道されている」と、シャープを巡る報道の真偽を確かめる声が上がった。
　高橋社長は「報道はシャープが発表したものではない」と否定したが、シャープを巡る過剰ともいえる報道合戦で、株主が情報を整理できていない状況があることも浮き彫り。ある株主は「シャープを絶対に潰さないと約束してほしい」と、高橋社長に迫ってみせた。
「創業者、早川徳次が残したものを忘れていた」 　約２時間３０分近くの質問時間中、防戦ばかりの高橋社長だったが、高橋社長の自らの思いとして語ったのが、創業者である早川徳次氏に関する話だ。

三重県亀山市のシャープ亀山工場＝シャープ提供　「３年前からの経営危機は、経営信条、経営理念など早川徳次が残してくれたものを忘れていたからだと考えている。この原点に立ち返って、シャープは世の中になくてはならない会社になる。役員一同、社員一同、それを肝に銘じたい」
シャープは、この状況を底に復活への道を歩めるのか 　「シャープが好きなんや」「家の中の家電は全部シャープ」といった株主の声に、議長席の高橋社長は、小さな笑みを見せた。
　「逃げ出す社長が多いなか、逃げ出さずに復活に取り組む高橋社長を評価したい」との声も一部株主からあった。
　厳しい声が相次いだ一方、応援する株主も少なくなかった。防戦一方の株主総会のあと、シャープは復活に向けた攻めに転じることができるだろうか。

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